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アルツハイマー病の研究最前線

日経日経メディカル転載
アルツハイマー病の大変興味深い記事がありました。医学の進歩は確実に進んでいます。


  バイオマーカーによる脳病理の客観的評価法を確立し、アルツハイマー病AD)の根本治療薬の臨床開発に役立てようとするADNI研究が世界的に進められている。その研究最前線を紹介する。

 医学の進歩により、人は80余年という長寿を全うできるようになったが、それと引き換えに遭遇することになった疾患の一つがアルツハイマー病(Alzheimer’s disease:AD)だ。ADは、脳の萎縮によって知的機能が徐々に低下し、社会生活に支障を来す疾患で、認知症全体の約5~7割を占める。

 最大の危険因子は加齢で、高齢化とともに患者数は増加しており、日本で現在約120万人、2020年には約200万人に達するとされている。

アミロイドの蓄積が引き金
 ADは、「老人斑の蓄積」と「神経原線維変化」という2つの脳病理変化が特徴で、1906年にドイツのアイロス・アルツハイマー氏が初めて報告した。80年代にこれらの正体がアミロイドβ(Aβ)とタウという蛋白質であることが突き止められ、92年に「アミロイド仮説」が提唱された。

 これはAβという蛋白質が神経細胞の外側に蓄積することが、AD発症の最初の引き金であるという仮説で、さらに次のような「アミロイド・カスケード仮説」が提唱された。

 まず、Aβの蓄積が十数年かけて徐々に進み、その過程で神経細胞内にあるタウ蛋白が過剰にリン酸化されて蓄積、神経原線維変化(タウの蓄積)が始まる。タウが蓄積すると、神経細胞が脱落(死滅)していき、記憶障害などの認知症症状を発症するというものだ(図1)。

図1 仮説を基にしたアルツハイマー病の発病メカニズム(金沢大・山田正仁氏の原図を基に編集部作成)
*クリックして拡大表示

立証されつつあるアミロイド・カスケード仮説
「AD発症の最初の引き金がアミロイドの蓄積である点はほぼ定説となっている」と話す同志社大の井原康夫氏。
 「AD発症の最初の引き金がAβの蓄積であるという点については研究者の間ではほぼ定説となっている」と話すのは同志社大教授で東大名誉教授の井原康夫氏だ。
 同氏によれば、その根拠としては、(1)脳病理で最も特異性が高く、AD患者には必ずAβの蓄積がある(2)病気の進行過程でタウ蓄積や細胞死などに先駆けて最初に現れる(3)家族性ADの家系で、Aβの蓄積を促進させるADの原因遺伝子が見つかった─などがあるという。
 東大大学院脳神経医学教授の岩坪威氏も、「AβがAD発症の最初の病因的変化であることの根拠としては、90年代の家族性ADの家系に関する研究で、APP(Aβの前駆体)やAβ産生酵素のプレセニリン1、2の遺伝子変異が、Aβの凝集を亢進させることが突き止められたことが大きい」と話す。
 ただし、Aβの蓄積とタウや神経細胞死との関連や、Aβ以外の関連因子がどのように関わっているのかなど、病態進行の詳細なメカニズムについては、まだ解明されていないのが現状だ。

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  1. 2011/02/15(火) 09:40:00|
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