世の中いろいろ 民主党ウオッチ 原発もあります

                   いろいろ思ったこと綴ります 

福島で何が起こっているのか。 内部被曝が始まっています。

治まってほしい、福島原発。
東電がまだ何か隠しているような気がします。発表すればパニックになるのでできないのか?情報開示が少なく、遅い。
懸命な作業をなさっている方たちは、ほとんど命の危険を顧みず作業なさっています。それだけの線量を被曝していると思います。より具体的な、放射線の種類、量、測定場所をはっきり示してほしいです。今日の枝野官房長官の記者会見は、汗をタラタラひたいより流しやっていました。そこに知り得ているものの重大な危機を感じました。何で同じことを何回も繰り返しているのでしょう?やばいのは、3号機です。毒性の強いプルトニウムとウランの混合酸化物(MOX)使用のプルサーマルです。これがやられると、通常の軽水炉のヨウ素や、セシウムの毒性の比ではありません。事故が発生した場合には従来の軽水炉よりプルトニウム・アメリシウム・キュリウムなどの超ウラン元素の放出量が多くなり、被ばく線量が大きくなると予測されます。ひと時も目が離せません。何とかおさまってくれることを願います。ロシヤ、中国、韓国、等各国が放射線の監視を強化しています。


作業をなさっておられる方々に深く深く感謝いたします。

良くわかる原子力
http://www.nuketext.org/roudousha.html

原発で働く人々
近代的コントロールルームの裏で
放射線汚染区域と非汚染区域の作業
下請け労働者
参考資料

 

原子力発電所の見学会に行ったことのある人は多いでしょう。ほとんどの原子力発電所は風光明媚な海岸線に建てられています。見学会はお弁当付きのバス旅行といった感じでしょうか。見学コースは発電所の表の部分に限られていて、清潔で複雑なコンピューターの並ぶ中央コントロールルームを見たり、原子炉の炉心の上に案内されて「ここが炉心の上です」等という説明を聞くと、放射能の危険などとても感じられません。見学後、原子力発電所は安全ですばらしい施設なのだと納得して帰ってくる人が大部分でした。しかし、2001年9月11日のニューヨーク貿易センタービルへ旅客機が激突するというテロ事件以来、原子力発電所の見学もテロを警戒して制限され、バスに乗ったままの見学に変わったそうです。原子力発電所の持つ潜在的危険性の現れでしょう。

近代的コントロールルームの裏で

原発の見学会、学校に配布される教材、パンフレット、電力館等で見る原発は、近代的な中央制御室をはじめとして現代科学技術の最先端を行く表の部分だけです。これだけを見ていると原発はコンピューターだけで動いているスマートな施設のように見えます。しかし、そうではない部分が原発を支えていることは一般に知られていません。原発の裏では、たくさんの人が放射線を浴びながら危険な仕事に携わっています。どんなに機械が近代化されても、この裏方の仕事なしには原子力発電所は動きません。しかし、その仕事はそう簡単には外部の人間には見せてもらえませんし、ましてや教材には全く触れられていません。
定期点検という言葉は新聞などでも馴染みになりました。原発は一年に一度発電を止め、発電機を含めた周辺の機器の総点検を行わなければならないと決められています。このときその作業に従事する労働者はどのような環境下でどのような仕事をしているのでしょうか。
この章は、その実態を知るために自ら原発労働者となり、3つの原発で働いた経験をまとめた「原発ジプシー」(堀江邦夫著)、原発被ばくにより癌におかされたり、いろいろな病気に苦しんでいる人々に丹念なインタビューを続け、被ばく労働者の実態をよく描き出している「闇に消される原発被曝者」(樋口健二著)を主に参考にしてます。これらの本からは、原発で働く人々の労働環境、放射線管理のずさんさ、被ばくの実態、不安や本音が聞こえてきます。

TOPへ

 放射能汚染区域と非汚染区域の作業

image原子力発電所は放射能汚染区域(管理区域)と非汚染区域(非管理区域)に分かれています。非汚染区域での仕事は被ばくの危険性はほとんどないのですが、狭いところでの熱と金属のホコリとに苦しめられながらの作業、取水口での吐き気を催すような悪臭の中でのヘドロのかきだし作業、タービンのさび取り等々劣悪な作業環境下でおこなわれます。
放射能汚染区域は汚染の程度により低汚染区域、高汚染区域等に分けられています。高汚染区域では、放射能を吸い込まないように全面マスクをつけ(図1)体に放射能がつかないように手袋や靴下は3枚も重ね、全身を覆う防護服を着、長靴を履きます(図2)。

image
図1 全面マスク(原発ジプシーより)
image

マスクを付けると大変息苦しく、その上作業場は暑くて汗が滝のように流れ、マスクはすぐに曇ってしまいます。「暑くて苦しくてよー、マスクなんかしてられないよ」と息苦しさと作業能率のために危険を知りながらもマスクをとってしまう人もいます。
首には一定量の放射線を浴びると警報ブザーが鳴るアラームメーターをかけ、被ばく線量を測るポケット線量計(図3)を身につけます。

汚染区域に入るためにはこのように厳重な装備を付けます。高汚染区域ではすぐにアラームメーターがなるために長い時間作業することはできません。図4は原発炉心部への入り口で順番を待つ労働者です。被曝線量が多いため数分刻みで交代し、1日に1000人以上の下請け労働者による人海戦術で作業を行います。これが意味することは、被ばくをおおくの労働者に分散させるということです。作業現場によってはアラームが鳴ってすぐに交代したのでは効率が悪いため、これを無視して作業を続ける場合もあります。或いはポケット線量計をどこか他の所において仕事をする人も出てきます。ですから、報告された被ばく線量と実際に受けた線量は違う場合もしばしばです。 

 

image

完全防護服を着ていても汚染することはあります。放射線管理区域を出るときには服をすべて脱いだ後、モニターで汚染検査をします(図5)。汚染が発見されると、シャワーで落ちるまで洗い流します。トイレに行きたくてもこの検査が通るまでは管理区域の外に出ることが されません。洗ってもこすっても汚染が落ちない場合には不安にさいなまれ、苦しい思いをします。

TOPへ

 下請け労働者 

原発で働く労働者は下請け、孫請け・・・と8代も下の会社に雇われている場合も少なくありません。そのため劣悪な労働条件下、安い賃金で働かされます。例えば電力会社から労働者一人当たり1日15,000 円支払われたとしても、中間にいる親方がピンハネするために、実際に労働者が受け取る賃金はそれよりずっと少なくなってしまいます。さらに、被ばくしたり、ケガをした場合は下請け業者が、上の業者や電力会社に気兼ねして握りつぶしてしまい、表に出さないことが通常です。被ばく労働の実態が社会に知られていない原因がここにあります。

図7は1971年5月福井県敦賀市にある日本原子力発電敦賀発電所内で被ばくした岩佐嘉寿幸氏です。被ばく後、体調を崩しチョットした仕事にも疲れやすく、仕事を継続できなくなりました。外見は健康そうに見えるため、人からは「原発ぶらぶら病」などと陰口をきかれました。写真は岩佐氏の厳しい生活環境を良く現しています。それでも、病体にむち打ち、日本ではじめての「原発被曝裁判」をおこし、17年間にわたって裁判を闘いました。しかし裁判所、行政の壁は厚く、ついに被ばくによる労働災害は認められないままなくなりました
このような下請け労働者の数は電力会社の正社員の数よりもずっと多いことは図8でもよく分かります。

graph

原発は事故がなくても、仕事の中で被ばくをしいられている労働者がいなければ絶対に動かないことをよく理解しておく必要があります。

 参考資料

『これが原発だ---カメラがとらえた被曝者』 樋口健二著・岩波ジュニア新書 1991年
『原発』1975~1995年樋口健二写真集 三一書房
『 闇に消される原発被曝者』樋口健二著 御茶ノ水書房 2003年
『原発ジプシー』堀江 邦夫著 講談社文庫 
『知られざる原発被曝労働』 藤田祐幸著・岩波ブックレット
『原子力市民年鑑』 原子力資料情報室 七つ森書館 2002 年






放射線量の「単位の説明」をまずしておきます。
単位としては、シーベルト(Sv)単独より
その1,000分の1を意味するミリシーベルト(mSv)、
100万分の1を意味するマイクロシーベルト(μSv)が通常よく使われています。
1シーベルト=1000ミリシーベルト(mSv)=100万マイクロシーベルト(μSv)

放射線を短期間に全身被曝した場合の致死線量は、

5%致死線量が2シーベルト、
50%致死線量 (LD50) が4シーベルト、
100%致死線量が7シーベルト

と言われている。

200ミリシーベルト以下の被ばくでは、
急性の臨床的症状は認められないとされているが、
長期的な影響については議論があるとのことです。

福島第一原子力発電所の正門では3/13日午前、毎時1000マイクロ・シーベルト(μSv)=1mSvを観測した。
JVJA(佐藤)福島・双葉町厚生病院で取材中のJVJA組と広河氏から緊急連絡。
持参の3台のガイガーカウンターの針はいずれも、1000マイクロシーベルトの数値を振り切ってしまった。
手持ちのカウンターではそれ以上の計測は不可能とのこと。(続く)
http://bit.ly/hw9iU6

福島原発の敷地境界からの放射線の値は、一時的なピークの値で、
1204μSv/h(マイクロシーベルト毎時)が観測されています。
これは肺のレントゲン(0.05mSv(ミリシーベルト))
20回分くらいの量が1時間ごとに放射されてるということです。

年間放射線許容量は一般人で1mSv/y(ミリシーベルト毎年)です。
1204μSv/hで1時間浴びると、一般人の年間放射線許容量の1mSv=1000μSvを越えます。

1mSv/y(ミリシーベルト毎年)は自然放射線です。
一般的には200mSv(200年分の自然放射線量)まで
蓄積されても影響が確認できないとされています。

原発に関わってる職業人だと50mSv。
365で割ると1日約137μSv/d(マイクロシーベルト毎日)です。

また、現時点では、青森と東京とロシアからの観測では、危険な数値は観測されていません。
放射能は距離の自乗で減衰するので一定上の距離があれば問題のない数値ではあります。



被曝危険時の対処方法

被曝線量 外部被曝 内部被曝
原子力保安院によれば、一度に全身に浴びる放射線量が
100ミリシーベルト(msv)以下であれば、健康被害はない。
500ミリシーベルト以上でリンパ球が減少。
1000ミリシーベルト以上で嘔吐などの症状が出る可能性がある。
7000ミリシーベルト以上だと死亡することもある。

放射線を浴びる可能性があるときの対処方法
内部被曝を防ぐ。
①マスクをするか、ぬれタオルなどで鼻や口をおおう。

外部被曝を防ぐ(放射能が拡散されているときに 
②長袖などを着てなるべく皮膚を露出しない。
③外から屋内に入ったら、着ていた服は着替える。
④シャーわーを浴びるなど体を洗う。



http://bit.ly/g9uugw
放射線被曝 Q&A
放射線とはなんですか?
放射線には、X線、α線、β線、γ線、中性子線、電子線、陽子線などがありますが、病院で使用している放射線はX線とγ線、電子線があります。

放射線検査ではどのくらい被曝をするのでしょうか?
放射線の量を示す単位はGy(グレイ)やSv(シーベルト)がありますが、放射線の身体への影響を考える場合にはSv(シーベルト)が用いられます。 
私たちが生活するなかで1年間に自然から受ける自然放射線の量は2.4mSv(0.0024Sv)といわれています。これは地球外の太陽や星、地面やまわりの建物などから受ける放射線の量です。 

医療での検査による被ばく線量は撮影する装置によって違ってきますが、おおまかな量を下表に示しておきますので参考にしてください。

 検査部位      皮膚面での被曝線量(mSv)

胸部撮影(1回)      0.1
腹部撮影(1回)      1.2
腰椎撮影(1回)       3
股関節撮影(1回)     2
膝関節撮影(1回)     2

胃透視撮影(1検査)    50
大腸透視撮影(1検査)   100

頭CT撮影(1検査)    50
腹CT撮影(1検査)    30

頭部血管透視撮影(1検査) 30
腹部血管透視撮影(1検査) 50


被曝での影響
検査によって放射線が照射された場所におこる障害と、放射線の影響で将来、がんや白血病、遺伝的影響(子孫に影響)がおこると可能性があるとの2つの場合に別けて考える必要があります。
照射された場所におこる障害とは、放射線の影響で髪が抜けるとか皮膚が赤くなる子どもができなくなる(不妊)などの直接的な障害のことです。
これらの障害は下表に示す被ばく線量を超えないとおこりません。したがってこの表からも、直接的な障害は特別な場合を除いて放射線検査ではおこらないことがわかります。

  放射線の影響     しきい線量(mSv)
胎児の流産・奇形発生      100
胎児の知恵おくれ        120
皮膚の紅斑           3000
脱毛              3000
無月経・不妊          3000
白内障             15000
皮膚の潰瘍           20000

         ※しきい線量:影響が表れる最低の線量

次は、がんや白血病、遺伝的影響についての問題です。これにはどれくらい被ばくを受けたら、その程度の影響がでてくるかとのはっきりとした物差しはありませんが、広島、長崎の原爆被ばく者を対象とした調査などでは、200mSv以上の被ばくがないと、これらの影響はおこらないであろうと考えられています。 
このことから考えますと放射線検査では200mSvを超える被ばくはほとんどありませんので将来の影響を心配する必要がないことになります。
 しかし、検査によってはこの値を超えることもありますので、ご心配でしたら医師または診療放射線技師におたずねください。


放射線Q&A - 国立大学法人 旭川医科大学http://bit.ly/96zNqu
放射能とはなんですか?
放射線を出すものです、放射能から放射線がでます。

放射線とはなんですか。
光みたいなものです。目には見えません、光も,全部が目には見えるものでは有りません。たとえば、紫外線が目に見えない光です。ですから、放射線は紫外線みたいなものです。

放射能はどうして0になるのですか?
放射能の量は時間の経過と共に、その量が減っていきます。そして最終的には量が0になります、その際,その減り方が早いものと遅いものがあります。病院内で診療に使われる放射能は、早く減るもの(減り方の早いもの)で、ほとんどが数日で(一部例外的に数週間で)量が0になります。もともとの量が微量であることに加えて、このように短期間で量が0になるものですから、ヒトや環境に全く影響を与えないわけです。
そうはいっても、0になるまでの間、放射線が出ているわけですから、心配ないと言われても不安が解消されないのですが。
少し具体的に全く問題無い(心配ない)ことを説明させていただきます。
シーベルトと言う単位(Sv)
放射線が人間の身体に与える影響の単位を"シーベルト"(Sv)と言う単位であらわします。 1シーベルトの千分の一が1ミリシーベルト(mSv)、1ミリシーベルトの千分の一が1マイクロシーベルト(μSv)
です。(1Sv=1000msv=100万μSv)

自然界にも放射能がある。実は,食べ物や我々の身体の中にも放射能がある。
我々人間は、自然界からの放射能(自然放射線)によっても被曝します。我々は、年間宇宙線から0.3、土壌から約0.4、食物から約0.4、空気中に含まれているラドンから約0.4の計1-1.5ミリシーベルトの被曝を受けています。また、我々身体の中にも放射能を有する元素(カリウム,水素炭素など)があり、この元素により年間約0.5ミリシーベルトの被曝をしています。このような自然界からの放射能および我々自身の体の元素による被曝は、年間合計1.5-2.0ミリシーベルトですが、この量で全く我々の身体に問題はなく、環境にも全然問題が無い事が知られています。ちなみに、テレビからも放射線が出ていますので、テレビを見ていますと年間10マイクロシーベルト(0.01ミリシーベルト)被曝することになります。このようなわけで、我々人間は何らかの放射線・放射能に囲まれており、放射線・放射能のない世界では生きていくことが出来ません。

自然放射線被曝のところでも書きましたが、健康に心配を与え環境に影響を及ぼすのは、ある一定量(100ミリシーベルト)以上の被曝で起きることであり、100ミリシーベルト以下であるなら全く心配ないと言うことです。

病院で放射線・放射能を使う放射線科医や放射線技師、看護師さんたちは、どれくらい被曝しているのですか?
医師や技師、看護師は一年間にどれくらい被曝しているか測定していますが、ほとんどが1ミリシーベルト以下の被曝です。どんなに多い場合でも、2-3ミリシーベルトです。実は、法律によって放射線・放射能を扱う医師・技師・看護師は年間20ミリシーベルトを超えないように、また一般人は1ミリシーベルト(自然放射線による被曝、病院での診療を受けたことにより生じた被曝を除く)を超えないように定められています。したがって、病院では、定められた法律をきちんと遵守しているのです。

参考資料放射線業務従事者の職種別平均線量当量



THE WALL STREET JOURANAL 日本版
こちらのほうが、隠そうとはせず客観的に報道していると思います。転載いたします。

http://on.wsj.com/eXTjRW
福島原発の被災とよくわからない健康への影響

東日本を襲った地震で原子力発電所が被災で、原発から放出された放射性物質によって原発の作業員や周辺住民の被曝(ひばく)が懸念されている。政府や専門家は大量の放射線の被曝の可能性は非常に小さいと言う。だが、公表されている情報が十分でなく、納得のいく説明がなされていないので、少し調べてみた。


Reuters
福島第一原発付近の避難所で放射線被曝線量の検査を受ける男性(13日)
国内メディアによると、福島第一原子力発電所の正門では13日午前、毎時1000マイクロ・シーベルト(Sv)を観測した。これは短時間であれば、健康に影響ないレベルだそうだ。

シーベルトという単位は放射線が人体に与える影響を示す。10万マイクロSv(0.1Sv)以上でがんになる人が増加。400万マイクロSv(4Sv)以上で半数の人が死亡するという。ちなみにCTスキャンでも6900マイクロSv程度の放射線を浴びる。

報道によると、12日午後の建屋の爆発後、この原発から10キロメートル以内の病院の入院患者15人から放射性物質が検出されたという。また福島県二本松市に避難している133人を検査したところ19人が被曝している恐れがあると福島県が明らかにした。

原発から3キロの双葉高グラウンドに避難した双葉厚生病院の入院患者ら3人を抽出検査したところ1人から10万cpm(カウント・パー・ミニット)、ほかの2人からも3万~4万cpmの放射線が測定され、医師によると3人とも「重い被曝量」で除染の必要があるとされた。

さらに枝野幸男官房長官は13日午前の会見で同原発周辺からバスで避難した人9人のうち4人から1800~4万cpmの放射線が検出されたと語った。このcpmという単位は、測定器に1分間に入ってきた放射線量を人体への影響は考慮せずに量る単位であるという。

これだけの情報では、どの程度健康に影響があるのかが今ひとつ明確でない。気になっていた現場で作業中に負傷した人々の被曝量だが、国際原子力機関(IAEA)によると、そのうちの一人はIAEAの緊急事態ガイドラインには達しない量の放射線を浴びたという。

どのぐらい距離が離れていれば安全かという判断も難しいようだ。福島の原発の場合、最初は半径10キロメートル以内に住む住民、その後20キロメートル以内に住む住民が避難指示を受けたが、この距離で十分なのか。専門家によると、風向きや地形によって異なるのでひと言で言うのは難しいという。大量の放射性物質が広がったときは外に出ず、窓などをしっかり閉めておくことが大事だという。

ウォール・ストリート・ジャーナルの英語版12日付の記事では、フロリダ州立大学の原子物理学者のカービィ・ケンバー博士が一般論で説明している。福島原発の原子炉炉心が融解すれば、ヨウ素やストロンチウム、セシウムといった放射性物質も漏出するだろう。これらの物質は塩一粒の4分の1くらいの大きさで、風で飛ばされる。粒が大きければ大きいほど、一層速く空気中から落ちることになるという。

一方、健康への被害は放射線の量だけでは論じられないという指摘もある。非営利団体「放射線と公衆衛生プロジェクト」のジョセフ・マンガノ事務局長は、ウラニウムを高熱で分裂させる過程で百以上の新たな化学物質ができ、それが大気や食物を通じて健康被害を起こす可能性があると指摘。 「これらの物質がいったん人体に入れば、暴れ牛が陶器の店に入るような事態になる。人体で暴れ、正常な細胞を破壊する」という。

今回の事態は1986年のチェルノブイリ原発のような大規模な環境汚染を起こすことはないとの見方が大勢だ。しかし炉心が溶融するメルトダウンが起きなくとも、原子炉内の圧力が増し、格納容器に亀裂が生じたりすればかなりの放射性物質が漏出するとケンパー博士は指摘する。

われわれは最悪の想定を上回る事態が起きないとは限らないということを知ったばかりだ。可能性がゼロではないことは頭に置いておきたい。

A person believed to be have been contaminated with radiation wrapped in a blanketin Fukushima prefecture


http://news.bbcimg.co.uk/media/images/51652000/jpg/_51652784_011510259-1.jpg 
http://news.bbcimg.co.uk/media/images/51652000/jpg/_51652782_011510962-1.jpg 
http://news.bbcimg.co.uk/media/images/51649000/jpg/_51649500_011508613-1.jpg 



2008年01月25日
基礎からの原子力発電 ~第4回 原子力発電の問題~
http://blog.sizen-kankyo.net/blog/2008/01/000274.html

2008年01月28日
基礎からの原子力原発 ~第5回 原子力発電所で働く人々の実情~
http://blog.sizen-kankyo.net/blog/2008/01/000273.html
関連記事
スポンサーサイト
  1. 2011/03/15(火) 22:41:40|
  2. ニュース
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0
<<03/16のツイートまとめ | ホーム | 内部被曝>>

コメント

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://102200.blog68.fc2.com/tb.php/527-2f604316
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)